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貝ヶ森宅地造成プロジェクト説明会での質問

仙台市丘陵住宅地被害の例

 平成23年3月11日の東日本大震災によって、仙台市丘陵住宅地に大きな被害がありました。写真はその被害が著しかった場所の一例を示したもので、腹付盛土と呼ばれる造成箇所です。

 平成23年7月3日にEマネジメント株式会社による貝ヶ森宅地造成プロジェクト説明会が、貝ヶ森南町内会において開催されたことを以前お知らせしました。

 大勢の方々がその時に質問をされましたが、今日はブログ『茜さす笹藪日記』のすずめのこさんの質問をご紹介します。一部、具体的な番地などを伏せました。

 『最初に6点ほど事実を確認し、その後で5点の質問をします。

 ①建設地は貝ヶ森○○○が主ですが、千代田町○○、国見○○○が含まれます。
 東日本大震災では、国見○○○に10件以上の被害がありました。国見○○○の被害は地割れ、地滑り、液状化現象でした。
 国見○○○は以前から井戸水が豊富でした。その水は今回の建設地から流れ出ていると思われます。

 ②建設地の一部と建設地に隣接する場所の旧地名は狐沢狐沢でした。また現在でも、沢、湧水、地下水が認められます。

 ③建設地のボーリング調査で、盛土予定の場所に三滝安山岩が認められています。仙台ではよく知られた地層で、硬いためにこの上に盛り土をすると、水が溜まり、表土がすべる事が知られています。

 ④東日本大震災で、仙台市内の丘陵住宅地に大きな被害が見られました。現在その原因を究明する作業が行われています。その中間報告を見ますと、沢地、沼地、谷埋めの盛り土部分が、地下水、湧水、盛土の土質の劣化などによって崩壊しているそうです。

 ⑤東日本大震災で被害を受けたある場所は、貝ヶ森宅地造成プロジェクトと同じような長い擁壁を持っていました。腹付の盛土と呼ばれるそうです。また隣接した谷埋め盛土部分にも被害がありました。

 ⑥貝ヶ森宅地造成プロジェクトの計画と対象になる場所の特徴は、長い擁壁が盛土部分を押さえる腹付盛土、盛土される部分に沢地だった谷があり、現在も狐沢が流れ、その反対側にも地下水、湧水が見られる事です。

質問

 ①擁壁の長さと高さについて教えてください。

 ②今回の建設計画と同じ条件の仙台市内の宅地は大震災時に大きな被害が見られましたが、同じ条件で被害が出なかった仙台市内の宅地があるなら、場所を教えてください。

 ③同じ条件の宅地に被害が出ていることを知りながら、この時期に計画を町内会に説明し、町内会が納得すると考える理由は何でしょうか?

 ④貝ヶ森宅地造成プロジェクト工事中に同じような地震が起きて崩壊したり、豪雨被害が生じた時に、開発主に復旧する力、賠償する力があるのか?、また、工事終了後に被害が生じた時に、開発主は何年後まで責任を持つのか?説明してください。

 ⑤仙台市が行政財産である擁壁を、貝ヶ森宅地造成プロジェクトのために提供し、破壊させると考える理由・根拠は何でしょうか?』

 この質問に対し、開発業者が回答できたのは、①の擁壁の長さ220メートル、高さは場所により2.5から5メートルということでした。

 最初の写真に示された、腹付盛土の被害地について、また腹付盛土で被害がなかった場所についてはご存じではなかったようでした。

 昨日、仙台市の担当部署が、経験を教訓としないことについて、疑問を述べました。
 今回の大震災で、被害が顕著に見られている腹付盛土を220メートルに亘って造成し、これまでの既存の切土に載った擁壁は破壊するという計画を認めるのかどうか?仙台市の考え方に注目をしています。



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生活の安心を脅かすもの | コメント(0) | 2011/09/11 22:51
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