何のための樹木伐採?

平成28年4月20日の本ブログで、取り上げたことがあった、国見1丁目JR仙山線沿い崖地の樹木伐採が、昨日も断続的に続いています。
伐採作業が長期にわたる中で、崖地の形状も変化し、崖の中腹に、平坦地が出来上がっているように見えます。
地形の形状を、変化させるということは、これは開発行為といえるのではないでしょうか?
都市整備局に問い合わせた時点では、開発行為がなされているという回答はありませんでした。
もう一度問い合わせる必要がありそうです。



貝ケ森6丁目みやぎ生協貝ケ森店前のバス通りから、コンフォーレの丘貝ケ森だったかの造成地は、急傾斜のために全く見えませんが、これまでは、国見1丁目のコナラの樹形が、通りの向こうに美しく見えていました。
それがなくなってしまうことは、景観の面においても、生物多様性の面においても、残念です。
近隣住民にとっての関心事について、仙台市、JR東日本、近くの大学に問い合わせても、まったく無視というのは解せません。
国鉄が民営化される過程において、失われたものが多いという印象ですが、その中には「情報公開」が含まれます。
憲法が改正されるときには、国民の知る権利について、もっと議論してほしいと思います。
元国鉄など公共性の高い企業や、教育機関の情報公開について、行政機関と同様の公明性が求められるべきです。
この地域には、秘密主義がまかり通り、知っている人たちと知らない人たちとの格差が広がっています。
知らない人たちが、知ることができたときには、もう手遅れという構図が、何度も何度も繰り返されつつ、環境が大きく変わっていきます。
こうして、地域の絆が崩壊してゆくのでしょう!
話が変わりますが、造成地の住人たちから、貝ケ森南町内会への、入会が申し込まれたそうです。
でも不思議な気がします。
私たちが、貝ケ森6丁目に住むようになった30年以上前、住友不動産の新聞広告を見て、訪れたときには、樹林地はすでに造成済みでした。
近隣の住宅地というと、恵通苑、国見1丁目、中山、山手町、北山と思われますが、伐採反対の旗印を見たことはありませんでした。
不動産会社の説明では、現在貝ケ森1丁目と名称を変えた恵通苑の町内会からは、新しい広い道路ができて便利になったと喜ばれており、お世話になったので、1丁目という住所を付けたとのことでした。
それに対し、貝ケ森南町内会の掲示板や住宅地には、貝ケ森南町内会が樹林地伐採に反対であることが町内会総会において、決議されたとの説明文が、最近まで掲示されておりました。
住宅地には今でも、旗印や掲示が見られます。
そこを通らなければ、造成地には行けないはずですから、そこの住民は、貝ケ森南町内会総会の意向を知っていて、購入を決定したはずです。
町内会総会の決定を、かくも簡単に無視できる住民を、会員に迎えることが可能でしょうか?
自分たちにとっての利益になることでは、町内会を利用するけれど、町内会総会の決定など無視するという人たちの怖さを感じています。
ある意味、町内会崩壊の危機だろうと思います!

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昨日の河北新報夕刊一記事を読んで思う


昨日の河北新報夕刊の記事に、今日、気づきました。
記事すべてを引用すると、肖像権とか個人情報とかに、抵触しそうでしたので、一部を引用します。
記事の初めの部分に、青葉の森が生物多様性豊かな、自然林であることが紹介されていると思われます。
ところが後半、ガラッと話が変わっていることに、河北新報の記者自身、何も気づいていないのでしょうか?
かつて広瀬川に当たり前のようにあった、ヨシ原で遊んだ思い出が、今どうしてないのか?
ヨシ原は仙台固有の植生だったのに、どうして消されたのか?
青葉の森で、子ども達が忍者遊びをして、仙台固有の希少な植物を踏みにじり、野生動物を駆逐することが、自然破壊であるということに、記者は気づいていながら、容認したのでしょうか?
子ども達に、自然破壊の手ほどきをすることを、推奨しているように読めます。
仙台市公園緑地協会とは何なのか?青葉の森管理センターのブログを開いてみて、『風薫る青葉の森は美術館』という企画が、今年4月29日から5月15日まで、あったことを知りました。
その写真が掲載されており、唖然としました。
まず、こういうものが芸術だなどということを理解できません。
特に、一つの写真に、赤いテーブルとイス、そこにお茶のカップらしいものが置いてありました。
そのテーブルとイスの下には、みどりの植物が踏みしだかれています。
お庭の芝の上に、置いてあるかのように見えますが、ここは自然林です。
緑の芝生ではなく、希少種が刈払われて、その後、やっと何かが生えてきたかに見えます。
この作品を置いた人は、芸術家になる資格があるのでしょうか?
あるいは、自分の作品が自然破壊であることを自覚しながら、芸術の終焉のメタファーとして、意図してやったのでしょうか?
こういう感性の人たちの作品を、芸術作品とは認めがたいというのが、芸術を知らぬ私の感想です。
いったい、最近の仙台市の審議委員からなにから、公園にカフェをつくれと審議会で要求したり、こんどは、青葉の森管理センターは、自然林を、お庭感覚で、オープンガーデンに人を集めるのと同じ感覚で、お仕事しているようです。
青葉の森は、農場でも、花卉園芸ハウスでも、カフェでもありえません。
子ども達に、自然保護の感覚を育んでいただきたいと願います。
忍者ごっこで、希少種の植物の芽を踏みしだく事の痛みがわかる、豊かな感性を育んでいただきたいのです。
一日に、三桁の人数を、青葉の森に集められなければ、解雇するとでも脅されておられるのでしょうか?

最近心配していること







仙台は、青葉若葉の季節を迎え、みどりがとても美しく感じられます。
みどりに囲まれて幸せな気分を味わいながらも、同時に不安な気持ちをぬぐえません。
貝ケ森は、仙台市北西部丘陵にあります。
そこから、仙台市の中心部や海の方向を眺めていて、腑に落ちない思いにとらわれます。
以前見えていたものが、よく見えなくなったり、以前には見えなかったはずのものが見えるような気がするのです。
周辺で、樹林地が伐採され、あるいは、木々が大きくなりなどというような、変化があるのは当然のことながら、海があの建物の上に見えたっけ?というような、何か不思議な感覚があります。
国土地理院地図の標高を確認してみましたが、自宅の標高に変わりはなさそうに思われます。
ところが国道48号線沿いの標高が、沈下しているようです。
それだけでなく、仙台市中心市街地のあちこちで、沈下しているように思われます。
地図を読み解く専門知識があるわけではないので、間違った解釈をしているのかもしれませんが、標高に変化があるのは沿岸部だけではなさそうです。
もしも、私の地図の読み方に間違いがないのであれば、沈下した土地のひずみが、いつか跳ね返るように動くのではないか?と、素人の取り越し苦労かもしれませんが、とても心配しています。
杞憂に過ぎないことを願っています!
どなたか、ご教示くださる方がおられるでしょうか?

みどりの日


仙台の都市緑地は、新緑の季節を迎えました。
それにもかかわらず、何か心が晴れません。
深夜から未明にかけて、侵入者があり、自宅敷地内で、器物損壊の被害を受けました。
チューリップの花も、踏み倒されました。
疑わしい人か組織が、身近にいるかもしれないことが、安心安全を阻害します。
今日はみどりの日ですが、近い将来に、失われる可能性が高い、仙台の都市緑地と並木を、ご紹介することで、記録に留めたいと思います。

上の写真は、広瀬通りの銀杏並木です。
交通渋滞解消のために、車線を拡げる目的で、伐採される予定だそうです。


上の写真の都市緑地は、仙台が誇る選ばれた里山に隣接する、選ばれなかった里山です。
オオタカの姿が確認され、縄文遺跡も記録されていますが、開発予定地となっています。
現在、環境影響評価準備書が縦覧されているところです。
仙台では、街づくりの名のもと、復興の名のもとに、みどりが失われ続けています。

長期間の保線作業と樹木の伐採




JR仙山線では、しばらく以前から、未明の保線作業、昼間の保線作業が継続しています。
今後も、しばらく続くとのお知らせがあるそうです。

この写真の近くを電車が通過すると、自宅が振動することを、気にかけておりました。
下を覗くと、晴れているのに、水が染み出しています!
継続的な保線作業によって、事態が改善されることを期待します。

ただし、沿線の樹木が伐採されたことは残念です。
ますます、野鳥観察が困難になりそうです。
繁殖期を迎え、困っている鳥たちがいるのでは?
どんな目的で、この崖地の樹木が伐採されたのか?気がかりです。
町内に、JR東日本仙台支社長宛と東北福祉大学宛で、内容証明付き手紙を出された方があるそうですが、仙台支社長や大学からの返事は、何もないそうです。
近隣住民に内緒で、いったい何をしているのでしょうか?
JR東日本や東北福祉大学に対する不信感が募ります。
ここまで書いていて、地震がありました!
平成28年4月20日、21:19、福島県沖を震源とし、深さ40km、マグニチュード5.6と推定され、津波の心配はないそうです。
そういえば、一昨日、昨日、今日と、地震雲かと思われる長くまとまった雲が見られたのでしたっけ!


カラスが鳴いているようです!
驚いただけでしょうか?何かあったのでしょうか?
